森茉莉Q&A


 HPやってるとたまに(ほんとにたまに)ご意見ご感想ご質問とかメールで頂くんですが、今まで頂いた質問なんかは公開した方がいいのかも? と最近思うのでコーナー作りました。結構同じ質問とかされるのでメンドくさいってのがホントの理由ですが。
 頂いたご質問にはできる範囲でお答えしまので、何かありましたらメール下さい。その場合、質問だけポンと寄越すんじゃなくて自己紹介とかHPの感想とかも書いていただけると個人的にとても嬉しいです。署名もない1行メールで質問されると、気分的にちょっとツラいです。
 今のところBBSとかの設置は考えてないんで(怠け者ですまん)このコーナーがその代わりになるといいなあとも思ってますです。そのうちにメール紹介コーナーは作るかもだけど。ちょっと未定。不確実でごめんよ。いつもだけど。 


Q・森茉莉の息子は鴎外による命名だとありますが、茉莉に二男が生まれたのは鴎外の死後なのでそれは不可能なのでは?

A・鴎外の生存中に名前は貰ってたらしいっす。だから鴎外の孫たちは鴎外の考えたドイツ風の名前ばっかりです。於兔の息子は真章(マックス)だし、類の娘は五百(イオ)だし。でも流石にだんだん手持ちの名前がなくなって、誰だったかの息子の名前は親がつけたのでアメリカの名前になってしまったそうです。ちなみに富(トム)といいますが。


Q・しんとり菜って何のことでしょう?

A・茉莉がドッキリチャンネルで、TVで料理番組見てたら「しんとり菜のクリーム煮」というのをやっていて「そんな菜っぱ知るか!」と吠えた野菜ですな。うーむ、しんとり菜ってのは芯取り菜ではないかと思うんですが、わかんないっす。すんません。
 しかしこれ、茉莉の(例によって)聞き間違いじゃないのか??
 と、思ったんですが、実はこういうことだったようです。来訪者様ありがとう!(01.7.3更新)


Q・森茉莉が書いた「注射」という短篇について教えてください

A・随筆集「父の帽子」に収められてます。ちなみに現在、講談社学術文庫で手に入ります。
 4ページくらいの短い随筆で、内容は自分が小さい頃に病気になってあやうく安楽死させられそうになった、というハナシです。
 いくら時代は明治とはいえ無茶なハナシなので、信憑性を疑う声もあるようですが、茉莉にとってはホントの話だと思われます。


Q・「甘い蜜の部屋」ってどんな話ですか?

A・ぶっちゃけて言うと、父親と深く甘い愛情で結ばれている藻羅(モイラ)という美少女がいて、彼女の小悪魔的な魅力に周囲の男たちが翻弄され、破滅していく話。だと思います。もっと詳しく知りたければ、長いけど頑張って自分で読んで下さい。


Q・森茉莉のどれかの本で「フランス語で書かれていた日記」というのを読みました。どこに入っていたかご存知ですか?

A・森茉莉本人が著書の中でその日記に関して書いていたというのは見当たりませんが(多分)、その日記に関しては森茉莉の担当編集者だった小島千加子さんの編集した書簡集『ぼやきと怒りのマリア』(筑摩書房)の374ページに出てきます。
 昭和41、2年頃、通っていた喫茶店で茉莉は「憧れの男性」と出会うわけですが、
  「憧れの男性と親しく口をきくでもなく、一方的な゛恋情″にも似た思いをフランス語で日記風に書き留めるなど、茉莉としては長い間、実生活では味わわなかった、新しい情感に包まれた日々を送るようになったわけである」(『怒りとぼやきのマリア』)
 だそうです。茉莉の60代の片恋、ですな。
  ちなみに憧れの男性とはどんな人かというと「相手は四十後半の渋い男前で森よりはマイナーなもの書きだったって」と笙野頼子先生が『幽界森娘異聞』第8回で書かれていました。

 ↑と書いた後に、数人の方から「日記の日本語訳だったら全集の8巻に入ってます」とのご指摘メールが。ややや。ホントですね。お知らせどうもありがとうございますです。フランス語の原文なんか探してたワタシはお馬鹿でしたー。
 ということで、読みたい人は全集を参照してくだされ。(00.10.2)